2018年のセンター試験も、終了しましたね。
ほんっとにお疲れさまでした!!!ここまで頑張ってきた君を尊敬します。
センター試験を終えた君に、今のうちに言っておきたいことがあるんです。
私が君と同じように大学受験生でセンター試験が終わった日、予備校の先生から本当に「大切なこと」を教わりました。
だから、今度は大学受験を終え、大学を卒業して社会人になった私から、君に「大切なこと」を託す。
最後までお付き合いして読んでもらえたら、嬉しいです。
結果は結果。終わったら、次へ
はあぁぁ、センター試験終わったわ。二重の意味で。
とか思ってるんじゃあないですか?
思ったほど点数が取れなくて、かなりショックで夜も眠れない感じでしょうか。あのときこうしてたら…あっちの選択肢を選んでたら…そんなことが、頭をぐるぐるしてるかと思います。
でも、センター試験の結果は終わった結果です。もう変えることはできません。
厳しいとは思いますが、切り替えていけってことです。センター試験のあと、一般入試や二次試験があります。そのふたつは、問題形式や傾向がかなり違う上に、試験まで日程に余裕はありません。すぐにでも次の試験への対策を始めないと、また同じ後悔をすることになります。
「んなことわかってんだよ、センター試験終わった後すぐ勉強できたらへこんでねーわクソが」
って思ったでしょう。わかるんですからね!
こんな厳しいこと言うのには、理由があるんですよ。
失敗をしない人ではなく、失敗をリカバー出来る人になりなさい
実は私、センター試験当日歴史的大コケで6割しか取れなかったんです。
もうまじで「終わった…」と燃え尽きましたよ、真っ白にね。
そんな状態で、なんとか予備校に報告に行ったものの勉強する気になんてなれなくて、帰ろうとした私に先生は言いました。
「失敗することなんて、これから先の人生でいくらでもあります。それこそ、もう終わったと絶望感で死にたくなるほどのことだって、起こりますよ。そのつらさは、受験の比じゃありません。でも、大人はそこで止まってちゃ仕事を失います。
君にはね、失敗しないんじゃなく、失敗をリカバー出来る人になってほしいんです。そういう人こそ、社会に必要な人です。センター試験で失敗したなら、二次試験でリカバーしてください。失敗で止まらず、行動するんです。」
リカバーとは、取り戻すという意味です。
失敗は、次の成功で取り戻す。終わった…と嘆いて立ち止まったり辞めたりするんじゃあなく、次は成功するようにすぐ動き出す。
それが出来る人が、受験でも仕事でも望んだ結果を手に入れているんです。これが真実だと、実際に受験も仕事も経験してみてつくづく思います。
センター試験で失敗した君にこそ、これから先の人生で成功を掴める人になってほしい。私は、心からそう思うんです。
一流はすぐに立ち上がる
私の人生の教科書のひとつである『アイシールド21』(稲垣理一郎原作、村田雄介作画、集英社)のなかで、こんな言葉が紹介されています。
フィールドで戦う誰もが、必ず一度や二度屈辱を味わわされるだろう。
打ちのめされたことがない選手など存在しない。
ただ一流の選手は、あらゆる努力を払い速やかに立ち上がろうとする。
並の選手は少しばかり立ち上がるのが遅い。
そして敗者は、いつまでもグラウンドに横たわったままである。
テキサス大学アメリカンフットボールコーチ
ダレル・ロイヤル
厳しい言葉ですよね。でも、これが真理だとも思います。
受験における「一流の選手」とは「第一志望に合格する人」のこと。そして、努力してすぐ立ち上がろうとする者だけが、第一志望への合格を掴むんです。
君は「一流」の受験生でありたいですか?それとも「敗者」の受験生でありたいですか?
…聞くまでも、ありませんよね。
第一志望大学は絶対に受けたほうがいい
センター試験が終わったあと、志望校このままいくのか?ランクを下げるか?自己採点の結果と睨めっこしながら、頭を抱えていることでしょう。
でも、第一志望大学は絶対受けたほうがいいです。これも、先生から教わった「大切なこと」から、私が考えたことでした。
センター試験に負けても、自分に負けるな
センター試験の終わった結果に、私は完全に気力を失っていました。もう受かるわけない…これ以上頑張れない…。そう言って大泣きする私に、先生は怒りました。
「去年の君は、1年もの間しんどくても泣きたくても勉強してきたんですよ?
今の君がつらい気持ちなのは、よくわかります。よく頑張った、つらかったね、もう頑張らなくていい、そう言ってもらえれば不合格でも構わないんですか。去年の君なら、絶対そんなもの喜ばないはずですよ。
センター試験に負けても、自分に負けるなよ!」
私は自分に負けてしまうところでした。去年の自分のほうが頑張ってた、なんてかっこ悪いじゃあないですか。
それに、先生はこうも言いました。
「僕が怒ってるのはね、君がセンター試験に失敗したからじゃあない。君が、君自身のこれまで費やしてきた努力を信じようとしてないことに怒ってるんだ!」
それを聞いて、ハッとしました。「自分の最高の味方は自分」と信じてセンター試験を受けたのに、次の試験で自分を信じないまま受験したって合格するわけありません。
これまで費やしてきた努力、頑張ってきた自分を信じる。
先生から教わった、「大切なこと」です。
君が行きたいのは「偏差値の高い大学」なのか
「センター試験の点数的に合格厳しそうやし、受験校のランク下げよ…」と考えてる君に問う。
君は偏差値の高い大学に行きたいのか?
その大学は、本当に行きたい大学なのか?
この問いに、YESと答えるなら、「迷わず行けよ、行けばわかるさ」と言います。でも、「ぐぬぬ…!」となったなら、よく考えてみてほしい。
この1年、あの大学に行きたいから頑張ってきたんじゃあなかったの?
センター試験が終わったくらいで、諦められる程度の気持ちだったの?
本当に、後悔しないって言える?
私の場合は、センター試験の点数足りてませんでしたが、第一志望の大学を受けに行きました。結果惨敗でしたが、後悔は全くありません。全力を出したので、納得のいく結果でした。
ちなみに、滑り止めの大学も「行きたいと思う大学」で選んだので、そちらへ進学することになっても、みじめさなんて微塵も感じなかったです。
塾・予備校の先生、学校の先生、親御さん、いろんな人からいろんなことを言われると思います。でも、最終的には君が行きたいと思える大学を受験したほうが絶対いい。妥協すると、一生後悔しますよ。
センター試験が終わった。それが本当の人生の始まり
センター試験が終わったと言っても、人生はまだまだ続きます。
ここからが、君自身の力で生きていかなくちゃいけない、本当の人生の始まりです。終わったかに見えるセンター試験も、実は君自身で乗り越える最初の試練なんですよ。
これからも、試練は立て続けに君の行く手を邪魔してきます。そしてその試練からは、決して逃げられない。
だからこそ今、センター試験の終わった結果を乗り越えてください。試練を乗り越える力を、君はもう身につけているはずです。あんなにつらい受験勉強を乗り越えたんですから。
センター試験の結果を乗り越え、次の試験で君の望む結果、納得のいく結果を出せるよう、心から応援してます。
君に、幸あれ!