星見る囚人

楽しい世界にむけ脱獄進行中

「給料以上に働こう」って思える仕事

 

私が現在働いている会社は、それはまあ見事なほどテンプレ通りのブラック企業なんですが、例にもれずわけのわからん仕事論を「社長からのありがたいお言葉」「社会人なら理解しておくべきこと」とか言って押し付けてきます。

現場に送り付けられたり、わざわざ手渡ししに来ることもあってほんと迷惑ご苦労さまです。

 

まあ、一応読みましたよ。ろくなこと考えてないだろうけど、会社として「働く」ってことをどう考えてんのかなーって。そしたら「給料以上に働くべき」って書いてるわけです。

 

いやそれ会社側が言うことじゃあないだろうがこのトンチキがァ—!

って感じです。しかもね、「自分の働きは他人のもの、他人の働きは自分のもの」とか書いてあるわけですよ。これ書いた人もどうかしてんじゃあねーの?と感じざるを得ません(迫真

出典がなかったので、ネットで文章調べてみたら松下幸之助著でした。ほんと経営者って松下幸之助好きねー。まあ、20年前なら通用したんじゃあないですかね。今のパナソニックは、あっ…(察し

 

というわけで、今回は「給料以上に働く」ということについて、私なりに考えてみようと思います。

 

 

 給料分だけ働く、それがふつう

のっけから自分語りで恐縮ですが、ちょっと付き合って頂けると幸いです。

 

大学生の頃学費の半分を自分で支払っていたため、なんというかちょっと意識高い系でした。大学で何かを学んで自分の糧にして、社会に出て働きだすときには能力の高い人になるんだって、仕事ができる人になるべきだと勝手に意気込んでました。特に1年、2年生の頃はそれを強く意識してたんです。

 

で、「給料以上の仕事ができる人になるんだ」と立派に意識高い系人間に育った私に、お目覚めタイムになったのが

ブラックアルバイトです。

 

そう、この経験で考えが一気に変わりましたねー。大学1年生の頃はまだまたバイトもゆったりしたものばかりやってたんですが、2年生になる頃、順調に意識ばかり高くなって、仕事のできる社会人になるための経験()を得るため、あえてそういう業界に飛び込んだんですよ。当時の私に会えるなら言いたい。やめとけって!

 

何を血迷ったかいろいろなブラックバイトで応募しました。そして通っちゃったんですよ…。まあ、そういうところは年中人不足ですからね、仕方ないですね。

そんなバイトをして過労がたたって、救急搬送され即入院しました

 

lookup-stars.hatenablog.com

 

とにかくそこで初めて「働く」ってことを自分の頭で考えるようになりました。

 

心身ともに病んで、まず不思議だったんです。

どうして他のみんなはバイトで倒れないんだろう?」って。

でも考えてみれば、不思議でもなんでもなかったんですよね。

だってアルバイトは労働だから、その給料に見合った時間・労働量を適切に会社に提供してただけなんですから。それで病むのは、働き方が適切じゃあなかった、それだけなんですよね。

 

それに気づいてからは、働き方を変えて健康を保ちつつ働くようにしました。そうすると、気づいたんです。それまで見下していた「テキトーにやってるバイト」のほうが普通なんだな、って。そこから、その給料で情熱をもって働くかどうかというのは個人の自由なんだと感じるようになりました。

 

情熱もって働く人って、そうそういない。少なくとも安い賃金で労働してる人に、クオリティの高さや仕事に対する情熱まで求めるのは酷だと、自分が病んで初めて気づいたんです。

 

人は好きなことなら給料以上に働く

 情熱もって働くことは、パフォーマンスの向上につながる生産的で満足も得られる働き方だと思います。私もそんな思いで働きたいと思ってますよ。

でも、今のブラックな職場でそれが出来るかって言われたら無理です。 

だってこの仕事、好きじゃあないから。

 

いやまあ、一部好きな仕事はありますよ。お客様と直接話したり、提案プラン考えたり、そういうことは無給でもやってます。

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つまりね、人は好きなことなら給料以上に働くってことです。だから、好きなことを仕事にしてる人のパフォーマンスが高いのは当然なんですよね。

 

好きなことを仕事として選ぶと「お金を得る」「満足して働く」を両方満たすことができます。本来なら就活の時点でそういった会社を受けるべきなんでしょうが、実際には至難の業だと思います。結局はやってみなくちゃあわからないですからね。

 

だから、やってみて「あ、そこまで好きじゃあなかった」って気づいたら働き方や職場を変えるって選択肢をとってもいいはずです。お金が出ないとしてもやりたい!と思える仕事に巡り会えたら、とんでもないパフォーマンスを発揮できるんじゃあないでしょうか。

 

 

lookup-stars.hatenablog.com

 

まとめ

いろいろと思うままに書いてしまいましたが、要するに

給料に関係なくがんばれるくらいの仕事をしよーぜ!

ってことなんですよ。

やっぱお金が貰えなきゃ無理、って人はその額に見合う分だけ働けばいいし、何も会社から働き方を強制されることはありません。

 

『ジョジョの奇妙な冒険第7部スティールボールラン』のジャイロのセリフにこんなものがあります。

 

納得は全てに優先するッ!

 

ほーんとこれ。生きていく上でもこの考え方を大事にしてます。

きっと仕事でもそうだと思うんですよ。その仕事が好きな人ほどは出来ないかもしれないけど、でも納得して取り組む仕事は頑張れる、というか。

納得のいく働き方をしていきたいですね。

 

今回の記事で何が一番言いたかったかって

やっぱ荒木先生神だわ

ってことです笑

 

ではこのへんで。

to be continued➸